東野圭吾「学生街の殺人」を読んだ
今日は友人づてで、翻訳ではなくライティングの仕事(厳密にはリライトだけど)をいただいたのだった。まだちゃんと着手できてないんだけど、数週間の間はこれと翻訳に並行して取り掛かる予定。
やることがたくさんあるのも楽しいし、それをこなすペースを自分である程度決められるのもありがたい。
今日は午前中少し時間があったので、新たな東野圭吾作品を読了。
「学生街の殺人」という、1988年に出た作品。だいぶ初期のものというのもあり、今のものに比べるとやはりだいぶ荒削り感がある。
わりと評価はいいっぽいんだけど、彼の作品としては私の中ではイマイチかなぁ。
犯人の動機や周囲の人間関係もがなんだか腑に落ちず、整理されていない印象だった。
モラトリアムの主人公が、村上春樹の小説に出てくる男の子っぽいなと思ってレビューを見てたら、同じ意見がちらほらあって面白かった。
物語の最後に、フォロンという画家の話題が出てきて、どんな絵なのか気になってググってみたら素敵だった。「きのう、きょう、あす」という3つの絵。
こちらのブログに絵が載っていたので、リンクを貼っておきます。
抽象的で示唆的な 、優しい雰囲気の絵に惹かれる。
画集とかあったら見てみよう。